私の工夫
ASLOの測定に予備試験を加える工夫
西山 一男
1
1大阪赤十字病院検査部血清検査室
pp.213
発行日 1962年3月15日
Published Date 1962/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905945
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私どもの検査室では,ASLOの測定にRantz-Randall法を使用していますが,正規の系列を全部実施すると,ストレプトリジンの対照を加えて6.5ml(13本)の診断用リジンが必要となります。標準血清を対照に加えるときは更に多量の診断用リジンが必要です。
至近範囲を予備試験で予測し,必要範囲のみを実測する方法を試みて見ました。量的の部分を全部半量にして理想的な予備測点を求めるため,初め100,125,333,500,625Toddで比較検討しましたが,結局125,625Toddを用いるのが理想的であることに到達しました。
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