特集 内科医が押さえておくべき—検査の考えかたと落とし穴
座談会
診療における検査の位置づけを再考する
野口 善令
1
,
東 光久
2,3
,
岸田 直樹
4
1名古屋第二赤十字病院総合内科
2福島県立医科大学白河総合診療アカデミー
3白河厚生総合病院総合診療科
4Sapporo Medical Academy
4Sapporo Medical Academy
pp.1898-1906
発行日 2019年11月10日
Published Date 2019/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226562
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従来は「病気には原因が存在し,原因を除去すれば病気は治すことができる」という生物医学的モデルの考え方が医療の主流でしたが,近年,心理・社会的な要素も加味して患者を診ることの重要性が指摘されています.しかし,診断,特にそのために行われる検査については,まだ生物医学的モデルに基づいて行われているのが現状ではないでしょうか.価値観が多様化し,超高齢社会を迎える今後,果たしてそれでよいのかということを考えてみたいと思います.(野口)
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