代謝経路と臨床検査・12(最終回)
フェニルアラニンの代謝
松村 義寛
1
1東女医大・生化学
pp.1228-1229
発行日 1969年12月15日
Published Date 1969/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906627
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必須アミノ酸の1つであるフェニルァラニンはベンゼン核を有するが,そのパラ位に水酸基を有するアミノ酸のチロシンとともに,広くタンパクの構成分となっている.
大部分は脱アミノ基を受けてTCAサイクルに導かれ,尿素,炭酸ガスおよび水になるのであるが,途中アセト酢酸を生ずるのでケト原性でもある.
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