技術解説
クロールの測定法
前田 貞亮
1
1東京大学医学部吉利内科
pp.449-454
発行日 1962年7月15日
Published Date 1962/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905989
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
(クロール測定の意義)
リン酸イオンが細胞内液の主要陰イオンであるのに対し,クロール(以下C1)イオンは細胞外液(血液,リンパ液,組織間液)の主要陰イオンであり,細胞外液相にほとんど同じ濃度で分布している。細胞内液とはDonnanの膜平衡の関係で異なった濃度で相対している。
Copyright © 1962, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.