座談会
臨床検査から見た現用試験管の問題点
有宗 堅之
1
,
松村 義寛
2
,
天木 一太
3
,
松橋 直
4
,
高橋 昭三
5
,
樫田 良精
6
,
橋本 宏治
7
1工業技術院標準部繊維化学規格課
2東京女医大生化学教室
3日大医学部内科学教室
4東大医学部血清学教室
5東大医学部細菌学教室
6東大病院中央診療部
7KK橋本謙治商店
pp.196-206
発行日 1962年3月15日
Published Date 1962/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905941
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樫田 昨年の6月号に載せたガラスの話の座談会でも試験管について少し話し合いをしていますが,きょうはもう一度試験管を中心にいろいろ検討してみたいと思います。
特にきょうは工業技術院の御担当の有宗さんにおいでいただきました。現在この日本工業規格,いわゆるJISの中に化学分析用ガラス器具の規格表があります。それで一応試験管のサイズがきまっております。先ほど申した6月号にもその抜萃が出ていますが,その抜萃では昭和28年に制定と書いてあります。現在私の手元にある割合に新しい印刷物には昭和33年4月26日制定とあります。JIS規格というものは3年ごとに更新する機会があって,そのとき異議がなければそのまま確認という制度になっております。
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