研究
血清蛋白質分画図の直接および分画別抽出による定量方法の比較検討
林田 明
1
,
岸 勇
1
1北里研究所附属病院
pp.113-117
発行日 1961年2月15日
Published Date 1961/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905798
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濾紙電気泳動による血清蛋白質分画は,資料が非常に少量で済むこと,装置がTiselius法に比較して安価であり,また操作が簡単であること,その上染色方法を換えることにより糖蛋白質,脂蛋白質も容易に測定できる,などの幾多の利点により最近の臨床検査方面においても多く利用されるに至つた。
血清蛋白質分画図の定量法については現在もなお種々の方法が唱えられているが,要は正確であり,簡単であることが第1条件となることはいうに及ばない。
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