座談会
プラスチツクの常識
秋山 太一郎
1
,
石井 威望
2
,
松村 義寬
3
,
松橋 直
4
,
高橋 昭三
5
,
樫田 良精
4
1日本歯科大学
2東京大学工学部機械工学科
3東京女子医大
4東京大学
5東京大学医学部細菌学教室
pp.334-341
発行日 1959年6月15日
Published Date 1959/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905584
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
樫田 本日は皆様お忙しいところを,おいでいただきまして有難うございます。早速ですが,プラスチツクは最近非常な発展で,われわれの身の囲りにも,いろいろな形で現れていまして,何かと恩恵に浴しているわけです。ところでプラスチツクスそのものについてはまことに莫然とみているだけで実際の内容的なことは,わからずに使つている場合が多いのではないかと思います。それで今日は各分野でどんなものを,どのように使つているか,どんなつかい方が合理的であるが,プラスチツクの専門の立場から又使用者側の経験とかをおりまぜてお話し願えれば大変有意義なことと思います。
それでは工学部におられる石井先生の方から何か素材的な面で総論をお願いしたいのです。名前だけ知つていても,どうなつているか,一つも分らない場合が多いので。
Copyright © 1959, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.