座談会
顯微鏡の常識
太田 邦夫
1
,
久保田 稔
2
,
鈴木 葉子
3
,
早水 良定
2
,
樫田 良精
4
,
高橋 昭三
5
,
松村 義寛
6
,
松橋 直
7
1東京医歯大病理学
2オリンパス光学KK
3東大臨床検査科
4東大臨床検査部
5東大細菌学教室
6東京女子医大生化学
7東大血清学
pp.344-357
発行日 1957年9月15日
Published Date 1957/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905381
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太田 今日は顕微鏡のお話を主として久保田さん,早水さんに伺いたいということでありましたが,他に樫田先生や皆様においで頂いたほかに,Technicianを代表して鈴木さんにお出頂きました。大変有益なお話を伺えると思います。
先ず顕微鏡の構造ですね,構造の中で光学系とそれに附随した機械が非常に大事だと思うのですが,我々も実際に光学体系を本当に理解していない所もあると思います。細菌だとか病理のTechnicianが実際に顕微鏡を使う場合もありますし,又手入もしなければならない。或は写真を撮つたりする必要もありますので,顕微鏡の特徴やら性能というものを知つておく必要があると思います。どうでしようか,久保田さんから一つ顕微鏡の一般論のようなことをお話願いましようか。
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