座談会
臨床検査に必要な動物の取扱い方(2)
松橋 直
1
,
小山 良修
2
,
中尾 喜久
3
,
牛尼 杉義
4
,
樫田 良精
5
,
高橋 昭三
6
,
松村 義寬
7
1東京大学
2東京女子医科大学
3群馬大学
4東京大学医学部上田内科
5東京大学上田内科
6東京大学医学部細菌学教室
7東京女子医科大学
pp.338-349
発行日 1958年6月15日
Published Date 1958/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905472
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血清関係で使う動物
松橋 血清関係で使う動物を大きい方からあげますと,ヒツジが第一だろうと思うんです。このヒツジの飼育管理というのを私たちはあんまりよく知りませんで,大がい庭につないでおいて草を食べさせているようです。それから,秋口に精を出して草を刈つておいて,それを乾かし冬にあたえてやる。あるいは年中オカラをやつているといつたような場合が非常に多いと思うんですけれども,こういつたヒツジなどの飼育法は,果していいかどうかについてお話ししていただきたいのですが……。
小山 いまの日本実験動物研究会で,ヒツジだけは全く触れてないんです。だからこれは私,何にも言うことができなくて弱つてるんです。というのは,たとえば1匹か2匹を飼つて下さつて,そして血液を採るということだけで……
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