座談会
1級試験を語る—1級臨床病理技術士資格認定試験
広明 竹雄
1
,
大給 豊夫
2
,
羽沼 広光
3
,
佐藤 光昭
4
,
相賀 静子
5
,
小松 節子
6
,
完倉 孝子
7
,
松村 義寬
8
,
松橋 直
9
,
天木 一太
10
,
高橋 昭三
11
,
樫田 良精
9
,
太田 邦夫
12
1国立東京第一病院
2市立江別病院
3国立熱海病院
4小川赤十字病院
5国立東京第一病院
6同愛記念病院
7東大附属病院
8東京女子医大
9東京大学
10日本大学
11東京大学細菌学教室
12東京医科歯科大学
pp.208-219
発行日 1959年4月15日
Published Date 1959/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905565
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はじめに
樫田 今日は皆様お忙しいところをおいで願いまして有難うございました。今日おいで頂きました方の一部は,既に1級の免状を前からお持ちになつている方,一部は今年の1級試験に目出度く合格された方です。1級試験に合格された方々に「お目出度う」というお祝いの言葉を差上げたい意味合いと,もう一つはそういう方々から1級試験及び「臨床検査」に対していろいろと御希望なり,御忠告なりを承りたい。今回或は今迄に残念乍ら不合格になつた方々が今後勉強する,或は未だ一度も受けたことのない方々が,1級試験を受ける場合に,どういう風に勉強したらいいか,どういう風に自分の経験を生かしたらいいか,というような点もいろいろサゼツシヨンして頂きたい。それが後に続く人達の参考になるのではないか。又,1級試験の勉強のためには,適当な参考書がなかなかない。医師に対しての本は割合にありますけれども,技術者向きの本がない。そういう点をお聞きしたいのです。忌憚ないところをいろいろお話し頂きたいと思います。先ず最初天木先生に,今迄の1級試験の状況を簡単にお話し頂きます。
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