グラフ
病理組織標本のつくり方のこつ(Ⅲ)
太田 邦夫
1
,
望月 孝規
2
1東京医科歯科大学
2東大病院臨床検査部
pp.259-266
発行日 1958年5月15日
Published Date 1958/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905460
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普通染色の1例(ヘマトキシリン・エオジン染色)
①よく乾燥した切片つきのスライド・ガラスは第一に,キシロールⅠ—キシロールⅡ—純アルコールⅠ—純アルコールⅡ—普通アルコール—70%アルコールの列を通して,先ずパラフインを完全にとかし,次ぎにキシロールをアルコールで除いてから,そのアルコールを除くために水洗いする。上図のように一枚づつ操作すれば間違いはない。キシロールの代りにベンヂンを使うと蒸発が早いためにとけたパラフイン濃渡が高くなり,標本がよごれやすい。
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