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資料
迅速血沈測定新装置(長瀬)の基礎的・臨床的評価
Evaluation of Rapid ESR Device (Quick Eve)
冨永 博
1
,
風呂田 晃
2
,
津田 泉
1
,
巽 典之
1
,
田渕 倫美
3
Hiroshi TOMINAGA
1
,
Akira FUROTA
2
,
Izumi TSUDA
1
,
Noriyuki TATSUMi
1
,
Tomomi TABUCHI
3
1大阪市立大学医学部臨床検査医学
2みどり健康管理センター
3長瀬産業株式会社
1Department of Laboratory Medicine.Osaka City University Medical School
2Midori Health Control Center
3Nagase & Co.,Ltd.
キーワード:
赤沈
,
ウエスタグレン法
,
沈降速度グラフ
,
迅速自動測定装置
,
炎症マーカー
Keyword:
赤沈
,
ウエスタグレン法
,
沈降速度グラフ
,
迅速自動測定装置
,
炎症マーカー
pp.331-336
発行日 2002年3月15日
Published Date 2002/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905071
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赤血球沈降速度は炎症マーカーの1つであり,日本では古くより慢性炎症性疾患,リウマチなど膠原病疾患,結核などの診断に用いられている.赤沈は赤血球の濃度や形態,フィブリノゲンやγグロブリンなどの血漿蛋白の影響を受け,疾病におけるそれら影響因子の増減を間接的に表現する.この検査は操作法が非常に簡便で,安価である.しかし,多量の血液を必要とし,測定時間が1,2時間と長く,血液に触れることより感染の危険性があるなどの欠点もある.また赤沈管の垂直固定や,測定温度などの環境因子にも左右される.これらの欠点を是正し,沈降状態をグラフで表現するという新たな機能を検討評価した.
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