コーヒーブレイク
急性白血病を克服した患者とナースの語らい
寺田 秀夫
1,2
1聖路加国際病院内科
2昭和大学内科
pp.111-112
発行日 2002年1月15日
Published Date 2002/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905029
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近年わが国における成人急性骨髄性白血病に対する化学療法の治療効果は向上し,寛解率は約75%,無病生存率も約35%と良好な成績が得られ,したがって,本人に対する病名の告知も一般化しつつある.しかしここに紹介する症例はそれ以前の,治療成績もまだ悪く,病名告知もほとんど行われなかったころの私の経験した数少ない寛治例の患者さんの一人であり,ナースは私が看護大学在職中の修士課程の指導学生(過去に臨床経験の豊富な方)である.
患者さんと直接に話をする機会のなかなか持てない技師の方に患者さんが病気を克服するまでの心の推移をお伝えしたいと思う.
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