特集 質的研究を学び合う JRC─NQRの実践
看護学の知の母胎としての「語らいの場」
中木 高夫
1
1天理医療大学医療学部看護学科
キーワード:
語らいの場
,
大学
,
ヤスパース
,
ガダマー
,
メタフィジカル・クラブ
Keyword:
語らいの場
,
大学
,
ヤスパース
,
ガダマー
,
メタフィジカル・クラブ
pp.221-226
発行日 2012年6月15日
Published Date 2012/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100647
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「大学に戻ったみたいだ」という感想は何を意味しているのか?
私は,医療関係の免許は医師免許証しかもっていない。そのような私が「看護学の知」について,何かを語ろうとするのには理由がある。
私は,若い頃,約15年間にわたって大学病院の消化器内科で働き,病棟看護師さんたちと同じ紙面に記録を書き(Integrated Patient Records;統合患者記録),うまくPOSで看護ができないと悩んでいる看護師さんと一緒に,どうやればうまくいくのかと業務改善に明け暮れている医師であった。
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