特集 超音波検査の技術と臨床
Ⅳ.腹部
7.小児
中村 みちる
1
,
伊東 紘一
1
Michiru NAKAMURA
1
,
Kouichi ITO
1
1自治医科大学臨床検査医学
pp.1439-1442
発行日 2001年10月30日
Published Date 2001/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904952
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はじめに
小児は超音波検査の被検者としては,筋層および体表・腹腔内の脂肪層が薄く好条件を有している.しかしながら泣いてしまうと消化管にガスが貯留し,見にくくなり,加えておとなしくできない子では思わぬ大きな所見を見落としてしまうこともある.このため安静状態で検査できるように検査室に絵本やビデオを用意したり,ミルクを持参してもらい飲ませながら検査を行ったりと工夫する.
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