特集 超音波検査の技術と臨床
Ⅳ.腹部
6.超音波検診
小野 良樹
1
Yoshiki ONO
1
1日本大学医学部付属総合健診センター
pp.1436-1438
発行日 2001年10月30日
Published Date 2001/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904951
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はじめに
1970年後半,電子スキャン超音波診断装置が普及しはじめて以来,この装置を腹部の検診に利用する動きが台頭してきた.1982年,第41回日本超音波医学会において竹原ら1),山田ら2),小野ら3)が超音波診断とmass screeningをkeywordとして発表している.これらの内容は,腹部超音波診断は肝,胆,膵,腎の悪性疾患,良性疾患を効率良く発見でき,腹部集団検診に適しているというものである.このときすでに竹原は検者になる医師・技師の教育と共通の診断基準の必要性を論じている.以来,20年が経過した現在,腹部超音波検診の道程を述べてみる.
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