今月の主題 ビタミン
技術解説
葉酸の測定
横溝 勉
1
,
吉田 雅之
1
,
金子 和成
1
Tsutomu YOKOMIZO
1
,
Masayuki YOSHIDA
1
,
Kazunari KANEKO
1
1ロシュ・ダイアグノスティックス(株)診断システム製品学術本部
キーワード:
葉酸
,
CPBA
,
CLIA
,
ECLIA
,
CLEIA
Keyword:
葉酸
,
CPBA
,
CLIA
,
ECLIA
,
CLEIA
pp.1093-1097
発行日 2001年10月15日
Published Date 2001/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904883
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葉酸は,ビタミンB複合体の1つで,葉酸不足が巨赤芽球性貧血の原因の1つであることから抗貧血ビタミンともいわれ,臨床的には主にその欠乏症に関心が向けられていた.ところが近年,新生児における神経管障害や動脈硬化性疾患との関係が明らかになり,それら疾患に対する予防因子としても注目されるようになった.また測定法については,バィオアッセイから牛乳由来の葉酸結合蛋白を用いた競合的蛋白結合測定法(CPBA)へ,またradioisotopic assayからnon-radioisotopic assayへ,さらに用手法から全自動アッセイシステムへと開発が進められている.
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