編集者への手紙
ornithine decarboxylase(ODC)の高感度測定の試み
庄野 正行
1
,
宮本 賢一
2
,
多田 千代美
3
,
松原 智子
3
,
藤井 尊
3
1徳島大学医学部総合研究室形態班
2徳島大学病態栄養学研究室
3帝国製薬(株)基礎生物学研究室
キーワード:
ODC
,
ルミノール
,
CLEIA
Keyword:
ODC
,
ルミノール
,
CLEIA
pp.685-686
発行日 1992年6月15日
Published Date 1992/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901126
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- 文献概要
ornithine decarboxylase(ODC,EC 4.1.1.17)はほとんどの細胞で増殖に先立って誘導される最も早い部類のbiochemical mediaterであることはよく知られている.ODCは,そのもの自身酵素としての安定性が大変悪いことから,活性を測定する手間を考慮すると,酵素系蛋白質として,酵素免疫測定法(EIA法)で定量することが望ましい.ところが,ODC自身細胞内に極微量にしか存在しないため,免疫測定には高感度な検出法が必要となる.今回,放射性同位元素を用いない安定な高感度測定法を検討した.
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