今月の主題 ビタミン
技術解説
ビタミンB1の測定
石渡 幸久
1
Yukihisa ISHIWATA
1
1アサヒビール薬品(株)大阪工場品質管理部
キーワード:
ビタミンB1
,
チアミン
,
HPLC
,
蛍光検出
,
プレカラム
,
ポストカラム
Keyword:
ビタミンB1
,
チアミン
,
HPLC
,
蛍光検出
,
プレカラム
,
ポストカラム
pp.1088-1092
発行日 2001年10月15日
Published Date 2001/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904882
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ビタミンB1欠乏症または潜在性欠乏症の診断には,血液中のビタミンB1濃度を測定することが指標性が高いと考えられている.
現在,検査センターや研究機関において血液中ビタミンB1の測定法は,専ら蛍光検出HPLCによる方法が主流を占めている.蛍光検出HPLC法には分離モードの違い,ポスト・プレカラム法など,多種の方法があり,方法によって移動相・カラムなど条件が異なる.
本稿では主に蛍光検出HPLC法について,それぞれの方法,HPLC条件設定などを示し,測定法の利点や欠点について述べる.また,血中濃度のほか,尿や食品中のビタミンB1測定方法についても分析例を示した.
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