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マクロライド耐性Helicobacter pylori
村上 和成
1
,
那須 勝
1
1大分医科大学第2内科
キーワード:
Helicobactor pylori
,
マクロライド耐性
,
クラリスロマイシン
Keyword:
Helicobactor pylori
,
マクロライド耐性
,
クラリスロマイシン
pp.770-772
発行日 2001年7月15日
Published Date 2001/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904819
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1.はじめに
近年,胃十二指腸潰瘍再発とHelicobacter pylori感染との関係が明確となってきた.その除菌治療において,プロトンポンプ阻害剤(PPI)と抗菌薬2剤の3剤併用療法が確立されつつあり,少ない副作用で90%に及ぶ効果的な除菌率が得られるようになっている.しかし,そのなかにおいてクラリスロマイシン(CAM)耐性菌の出現が指摘されている.
本稿では,H.pylori除菌治療と抗菌薬との関係,マクロライド耐性菌出現の機序,問題点などについて述べてみたい.
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