シリーズ最新医学講座―遺伝子診断 Application編
リウマチ性疾患
山口 晃弘
1
,
山本 一彦
1
Akihiro YAMAGUCHI
1
,
Kazuhiko YAMAMOTO
1
1東京大学医学部アレルギーリウマチ内科
キーワード:
多因子疾患
,
HLA
,
関連分析
,
リウマチ性疾患
Keyword:
多因子疾患
,
HLA
,
関連分析
,
リウマチ性疾患
pp.1141-1146
発行日 2000年10月15日
Published Date 2000/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904517
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はじめに
リウマチ性疾患とは筋肉・関節・皮膚などの症状を主とした全身性慢性炎症性疾患の総称である.本疾患群の原因として,免疫システムの異常が自己の組織を障害してしまう機序(自己免疫異常)が考えられている.
この免疫システムの破綻の原因は不明であるが,本疾患群は複数の遺伝要因と環境要因が組み合わさって成立する"多因子疾患"であるとされている.
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