今月の主題 糖化蛋白と蛋白のグリケーション
総説
尿毒症におけるペントシジン
伊豆原 優子
1
,
宮田 敏男
1
Yuuko IZUHARA
1
,
Toshio MIYATA
1
1東海大学医学部内科・総合医学研究所
キーワード:
advanced glycation end products
,
AGEs
,
ペントシジン
,
腎不全
Keyword:
advanced glycation end products
,
AGEs
,
ペントシジン
,
腎不全
pp.245-249
発行日 2000年3月15日
Published Date 2000/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904328
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AGE研究は,AGEsがグルコースから生成する糖化の指標であるという当初の概念から変遷し,酸化ストレス下で糖・脂質から生成するカルボニルストレスの蛋白修飾の1つ,すなわち酸化ストレス下におけるnon-enzymatic biochemistryの破綻のマーカーとしての意義が明らかになりつつある.カルボニルストレスおよびその最終産物であるAGEs/ALEsが生理活性を有し,いくつかの病態の発症・進展に関与している可能性についても興味が持たれている.本稿では,尿毒症における動態および臨床的意義を概説する.
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