今月の主題 糖化蛋白と蛋白のグリケーション
総説
糖化蛋白の構造と生体内存在
家永 和治
1
,
中村 耕
1
Kazuharu IENAGA
1
,
Kou NAKAMURA
1
1日本臓器製薬株式会社生物活性科学研究所
キーワード:
AGE
,
構造
,
生体内存在
Keyword:
AGE
,
構造
,
生体内存在
pp.239-244
発行日 2000年3月15日
Published Date 2000/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904327
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既知のAGE候補物質の構造を簡単に紹介し,主な抗AGE抗体を紹介しながら,AGEの生体内存在を述べ,AGE研究の現状と問題点を簡単に紹介する.古典的なAGEであるピラリン,ペントシジン,CMLのほか,最近登場してきたイミダゾロン,ピロピリジン,CEL,クロスリンTM,ベスパーリジンなどのAGE構造を一覧し,蛍光性や架橋の有無,酸化の関与の有無などで分類し,それらの生体内存在の検出法についても述べる.
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