増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾
Ⅳ.細胞外での分子修飾
細胞外基質/その他
糖化ストレス
米井 嘉一
1
,
八木 雅之
1
,
髙部 稚子
1
Yonei Yoshikazu
1
,
Yagi Masayuki
1
,
Takabe Wakako
1
1同志社大学生命科学部糖化ストレス研究センター
キーワード:
糖化最終生成物
,
advanced glycation end products
,
AGEs
,
カルボニル化タンパク質
,
還元糖
,
アルデヒド
Keyword:
糖化最終生成物
,
advanced glycation end products
,
AGEs
,
カルボニル化タンパク質
,
還元糖
,
アルデヒド
pp.516-517
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200906
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生体内では還元糖,脂質,アルコールに由来するアルデヒド基含有化合物がタンパク質のアミノ酸残基と非酵素的に反応し,カルボルニル修飾タンパク質や糖化最終生成物(AGEs)が生成される。これらの修飾タンパク質は組織沈着,スカベンジャー受容体を介して細胞内へ移行,RAGEを介して炎症性サイトカイン産生を起こす。一連の反応およびその結果は糖化ストレスと呼ばれ,老化関連疾患の進展に関与する。
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