今月の主題 受容体
受容体異常の診断
インスリン受容体抗体を用いたインスリン受容体の機能診断
志伊 光瑞
1
,
岡田 有美
1
,
吉田 雅樹
1
Kouzui SHII
1
,
Yumi OKADA
1
,
Masaki YOSHIDA
1
1兵庫県立成人病臨床研究所第2部
キーワード:
インスリン受容体
,
チロシンキナーゼ
,
インスリン抵抗性
,
時間分解蛍光サンドイッチ法
Keyword:
インスリン受容体
,
チロシンキナーゼ
,
インスリン抵抗性
,
時間分解蛍光サンドイッチ法
pp.871-875
発行日 1998年8月15日
Published Date 1998/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903802
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インスリン受容体の機能は受容体α-サブユニットのインスリン結合とそれに続くβ-サブユニットの内因性チロシンキナーゼ活性化である.今回単クローンインスリン受容体抗体を固層化第1抗体とし,ランタノイド系金属であるユーロピウムで標識したインスリン,抗インスリン受容体抗体,抗ホスホチロシン抗体をリガンドとした時間分解蛍光サンドイッチ法を開発した.これによるインスリン受容体の機能診断法の概略,実際の臨床例での応用を述べる.
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