Japanese
English
研究
尿中α2-マクログロブリンのラテックス免疫比濁測定法の確立
Development of Latex Nephelometric Immunoassay for Urinary α2-macroglobulin
山口 哲司
1
,
伊藤 喜久
1
,
浅野 泰
2
,
河合 忠
1
Tetsuji YAMAGUCHI
1
,
Yoshihisa ITOH
1
,
Yasushi ASANO
2
,
Tadashi KAWAI
1
1自治医科大学臨床病理学教室
2自治医科大学腎臓病内科学教室
1Department of Clinical Pathology, Jichi Medical School
2Department of Nephrology, Jichi Medical School
キーワード:
尿中α2―マクログロブリン
,
ラテックス免疫比濁測定法
,
血尿
,
アルブミン
,
腎後性出血
Keyword:
尿中α2―マクログロブリン
,
ラテックス免疫比濁測定法
,
血尿
,
アルブミン
,
腎後性出血
pp.855-858
発行日 1996年7月15日
Published Date 1996/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902983
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腎後性出血のマーカーとして期待される尿中α2-マクログロブリン(α2-M)のラテックス免疫比濁測定法を開発した.α2-Mの測定系の感度は,80ng/mlであり,特異性,精度,添加回収など良好な結果を示した.尿中安定性は,4℃,pH 6以上で,1か月間安定であった.任意の患者検体93例の測定では,健常値を超えるものが16例あり,腎後性出血および腎糸球体の選択的濾過能の評価における病態検査上の意義が示唆された.
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