Japanese
English
研究
ミエロペルオキシダーゼを免疫学的に測定する新しい尿中白血球の検出法
Immunochemical Detection of Human Myeloperoxidase as a New Marker for Urinary Leucocytes
後藤 明子
1
,
内田 壱夫
1
,
冨田 仁
2
Akiko GOTOH
1
,
Kazuo UCHIDA
1
,
Shinobu TOMITA
2
1京都医科学研究所
2京都博愛会病院
1Kyoto Medical Science Laboratory
2Kyoto Hakuaikai Hospital
キーワード:
尿中白血球数
,
ミエロペルオキシダーゼ
,
尿路感染症
,
膿尿
,
ELISA
Keyword:
尿中白血球数
,
ミエロペルオキシダーゼ
,
尿路感染症
,
膿尿
,
ELISA
pp.859-863
発行日 1996年7月15日
Published Date 1996/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902984
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尿中白血球の新しい検出法として好中球の顆粒内蛋白であるミエロペルオキシダーゼを免疫学的に測定する方法を考案した.本法の測定感度は10ng/mlであり,健常者群から求めたカットオフ値は95.2ng/mlであった.これは好中球数に換算すると約90/μl(従来法は10/μl)に相当し,従来法より偽陰性の少ない尿中白血球検出法と考えられた.今後,尿路感染症の経過観察時の膿尿の微妙な動きを知る有用な方法となると思われた.
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