今月の主題 臨床検査とQOL
疾患別QOLと臨床検査
痴呆症
金子 満雄
1
Mitsuo KANEKO
1
1浜松医療センター
キーワード:
痴呆重症度
,
生活実態
,
神経心理機能テスト
Keyword:
痴呆重症度
,
生活実態
,
神経心理機能テスト
pp.1379-1382
発行日 1995年12月15日
Published Date 1995/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902763
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老人性痴呆症は時間的にも重症度からも正常範囲から順次,準正常,軽度痴呆,中等度痴呆,重症痴呆へと移行しているものである.現時点で,その重症度分類を可能にしうるのは神経心理機能テストのみで,その中でも人の最高次脳機能をつかさどる前頭前野をターゲットにしたテストで初めて可能となる.今回は,かなひろいテストとMMSを用いた二段階方式早期痴呆診断法と各重症度でのQOLを具体的内容を含めて表示した.〔臨床検査 39:1379-1382, 1955〕
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