Japanese
English
研究
家庭用電子レンジを用いた銀染色法
Study of Silver Staining Method Using Domestic Microwave Oven Range
佐々木 政臣
1
,
若狭 研一
1
,
桜井 幹己
1
,
田部 正則
1
Masaomi SASAKI
1
,
Ken-ichi WAKASA
1
,
Masami SAKURAI
1
,
Masanori TANABE
1
1大阪市立大学医学部付属病院病理部
1Department of Pathology, Osaka City University Hospital
キーワード:
家庭用電子レンジ
,
マイクロウェーブ照射
,
銀染色
,
迅速化
,
硝酸銀濃度
Keyword:
家庭用電子レンジ
,
マイクロウェーブ照射
,
銀染色
,
迅速化
,
硝酸銀濃度
pp.845-849
発行日 1995年7月15日
Published Date 1995/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902547
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
家庭用電子レンジを用いて銀染色を行い染色時間の短縮化と操作の簡便化を図った.PAM,グロコット染色では,銀液にマイクロウェーブ(以下MW)を40~50秒間照射後,1~6分間放置することで良好な染色結果が得られ,グリメリウス,フォンタナ・マッソン染色では,銀液にMWを40秒間照射後,60℃艀卵器で1~2時間放置することで良好な染色結果が得られた.また,各銀液における硝酸銀の濃度はPAM染色では0.2%,グロコット染色では0.1%,グリメリウス染色では0.03~0.05%,フォンタナ・マッソン染色では0.125~0.125%が適当と思われた.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.