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資料
改良型CA19-9RIA測定キットによる血清CA19-9カットオフ値の再検討
Reassessment of Cut-off Value of Serum CA19-9 Level: Determination by Improved Assay System
桑原 正喜
1
,
有吉 寛
2
,
岩越 典子
1
,
須知 泰山
1
Masaki KUWABARA
1
,
Yutaka ARIYOSHI
2
,
Noriko IWAKOSHI
1
,
Taizan SUCHI
1
1愛知県がんセンター臨床検査部
2Department of Internal Medicin Aichi Cancer Center
1Department of Pathology and Clinical Laboratory, Aichi Cancer Center
キーワード:
CA19-9
,
正常値
,
カットオフ値
Keyword:
CA19-9
,
正常値
,
カットオフ値
pp.839-845
発行日 1989年7月15日
Published Date 1989/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914026
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血中CA19-9測定キットが,測定範囲の拡大と測定精度の向上を図って改良された.この改良キットの基礎的検討を行うとともに,37U/mlが主流となっているカットオフ値に再検討を加えた.その結果,改良キットは良好な精度を有し,プロゾーン現象の影響も受けにくくなっていることが認められた.また,従来キットと高い相関を示した.健常人の検討より正常上限値は50U/mlとなった.しかし,膵臓,胆道系の癌のマーカーとしての特異性と感受性を考慮すると,カットオフ値として60U/mlを採用することが有用であることが示唆された.
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