今月の主題 平衛機能検査
技術解説
視運動性後眼振の検査
伊藤 彰紀
1
,
坂田 英治
1
Akinori ITOH
1
,
Eiji SAKATA
1
1埼玉医科大学平衡神経科
キーワード:
視運動性後眼振
,
OKAN
,
平衡機能検査
,
眼球速度蓄積機構
Keyword:
視運動性後眼振
,
OKAN
,
平衡機能検査
,
眼球速度蓄積機構
pp.184-187
発行日 1995年2月15日
Published Date 1995/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902370
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視運動性後眼振(OKAN)は文字どおり視運動性刺激を取り去った後に出現する後眼振である.従来からヒトではOKANは出現しにくいと言われているが,適正な条件下に検査を行えばヒトでも十分に誘発することができ,平衡機能検査の1つとして用いることができる.その臨床診断的意義についての解釈は慎重でなければならないが,眼振の微細な左右差の検出,病巣局在の補助診断,前庭代償の評価などに有用と考えられる.〔臨床検査39:184-187,1995〕
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