今月の主題 敗血症
技術解説
真菌症の抗原診断法
藤田 信一
1
Shin-ichi FUJITA
1
1金沢大学医学部臨床検査医学講座
キーワード:
酵素免疫測定法
,
抗原検出
,
真菌感染症
Keyword:
酵素免疫測定法
,
抗原検出
,
真菌感染症
pp.1399-1404
発行日 1994年12月15日
Published Date 1994/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902302
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真菌症の抗原診断法の概要を記述した.侵襲性のカンジダ症やアスペルギルス症の診断には酵素免疫法であるサンドイッチ固相法による血清中多糖体抗原の検出が,またクリプトコッカス症の診断にはラテックス凝集法による抗原検出が有用である.今後は前向き調査による抗原検出法の評価,早期治療と予後に関する解析が必要と思われる.〔臨床検査38:1399-1404,1994〕
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