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ヌクレオリン
椎名 義雄
1
,
大河戸 光章
1
1杏林大学保健学部細胞診断学
キーワード:
ヌクレオリン
,
C23
,
NORs関連蛋白
Keyword:
ヌクレオリン
,
C23
,
NORs関連蛋白
pp.1330-1331
発行日 1994年11月15日
Published Date 1994/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902282
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核小体は,核質より密度が高い球状体として光学顕微鏡で容易に観察され,リボソーム合成の場である.正常ヒトrRNA遺伝子は第13,14,15,21,22番の5対の染色体短腕上にあり,これが核小体形成部位(nuclear organizer regions; NORs)と呼ばれるもので,有糸分裂の直後は10個の核小体を形成するが,それはすばやく融合し,間期細胞では1個の大型核小体となる.rRNA遺伝子はポリメラーゼⅠによって猛烈に転写され,rRNA前駆体はさらに細胞質で作られた蛋白と大きな複合体を形成し,プロセッシングを受け,リボソームが合成される.
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