特集 ホルモンと生理活性物質
各論
6.副腎皮質ホルモン系
7)テトラヒドロ-11-デオキシコルチゾール
大澤 仲昭
1
Nakaaki OHSAWA
1
1大阪医科大学第1内科
pp.138-139
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902199
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生合成・分泌・機能
テトラヒドロ-11-デオキシコルチゾール(tetrahy-dro-11-deoxycortisol;THS)は,副腎皮質で生成されるグルチコルチコイドのコルチゾールの前駆体である11-デオキシコルチゾールが肝臓で代謝され,主としてグルクロン酸抱合型となり尿中へ排泄された物質である.11-デオキシコルチゾールは最初ReichsteinによりSubstance Sとして発見されたのでSRの略称がよく用いられ,したがって本物質もTHSと略されることが多い.
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