Japanese
English
研究
糖尿病性神経障害における温度差識別閾値―改良型温度覚測定装置の開発と臨床的検討
Thermal Discrimination Thresholds in Patients with Diabetic Neuropathy:Clinical Investigetion with an Improved Method and Equipment
間島 毅彦
1
,
馬嶋 素子
1
,
北岡 治子
1
,
磯谷 治彦
1
,
池上 陽一
1
,
坂根 貞樹
1
,
高松 順太
1
,
大澤 仲昭
1
Takehiko MAJIMA
1
,
Motoko MAJIMA
1
,
Haruko KITAOKA
1
,
Haruhiko ISOTANI
1
,
Youichi IKEGAMI
1
,
Sadaki SAKANE
1
,
Junta TAKAMATSU
1
,
Nakaaki OHSAWA
1
1大阪医科大学第一内科
1The First Dept. of Internal Medicine, Osaka Medical College
キーワード:
温度差識別閾値
,
糖尿病性神経障害
,
小径神経機能
,
温度覚
Keyword:
温度差識別閾値
,
糖尿病性神経障害
,
小径神経機能
,
温度覚
pp.531-533
発行日 1991年5月15日
Published Date 1991/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900597
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温度覚異常を定量的に検査する方法として,温度覚識別閾値(TDT)の改良型測定装置を考案し有用性を検討した.健常者の拇指球部におけるTDTの再現性は23%であった.健常者と糖尿病患者のTDTは,4.7±2.0VS7.4±6.5℃と糖尿病患者で有意に(p<0.01)高値を示した.糖尿病患者を臨床的な末梢神経の重症度により3群に分け検討したところ,TDTはⅠ群:4.3±1.7,Ⅱ群:7.3±2.0,Ⅲ群:10.8±4.5℃と重症度に平行して上昇した。本装置は小径神経機能の評価法の1つとして広く臨床応用されることが期待される.
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