今月の主題 甲状腺の検査
話題
TSHレセプター
女屋 敏正
1
Toshimasa ONAYA
1
1山梨医科大学第三内科
キーワード:
TSHレセプター
,
バセドウ病
,
バセドウ病モデル動物
Keyword:
TSHレセプター
,
バセドウ病
,
バセドウ病モデル動物
pp.653-655
発行日 1993年6月15日
Published Date 1993/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901567
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1.はじめに
分子生物学的手法の進歩とともに当然のようにTSHレセプター(TSH・R)もクローニングされた.したがって,TSH・R遺伝子も単離され,5′-上流域の解析なども進められている1).また,同時にTSHおよびTSH・R抗体の作用部位に関する論文が多数発表されている.特にTSH・R cDNAの一部を欠損させたり,置換した変異TSH・Rを作製してその反応性を検討する方法がまず行われたが,多くの報告において必ずしも一致した結果が得られていない.
本稿では誌面も限られているので,合成ペプチドを用いた筆者らの方法でいかなる新知見が得られたかを紹介する.
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