今月の主題 甲状腺の検査
技術解説
抗TSHレセプター抗体
橋本 琢磨
1
Takuma HASHIMOTO
1
1金沢大学医学部臨床検査医学教室
キーワード:
TSH受容体抗体
,
刺激型TSH受容体抗体
,
阻害型TSH受容体抗体
Keyword:
TSH受容体抗体
,
刺激型TSH受容体抗体
,
阻害型TSH受容体抗体
pp.597-602
発行日 1993年6月15日
Published Date 1993/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901555
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抗TSHレセプター抗体(TRAb)の測定は可溶化ブタ甲状腺膜分画をレセプターとしたラジオレセプターアッセイで行う.一方,TSAb,TSBAb測定はラットFRTL-5細胞を用いて血清と反応させ,産生されるcAMP量を測定(バイオアッセイとcAMPのRIAを組み合わせる)するという方法で行っている.最近,TSH受容体ペプチドにRIを標識し,血中の抗TSH受容体抗体を測る方法も行われており,TRAbに多様性があることが明らかになりつつある.さらに組換えヒトTSH受容体を用いた方法も開発されてきた.〔臨床検査37(6):597-602,1993〕
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