今月の主題 PCRを用いた病原微生物の検出
技術解説
下痢原性大腸菌
甲斐 明美
1
,
工藤 泰雄
2
Akemi KAI
1
,
Yasuo KUDOH
2
1東京都立衛生研究所微生物部
2東京都立衛生研究所
キーワード:
PCR法
,
下痢原性大腸菌
,
組織侵入性大腸菌
,
毒素原性大腸菌
,
Vero毒素産生性大腸菌
Keyword:
PCR法
,
下痢原性大腸菌
,
組織侵入性大腸菌
,
毒素原性大腸菌
,
Vero毒素産生性大腸菌
pp.127-133
発行日 1993年2月15日
Published Date 1993/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901420
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下痢原性大腸菌の内,組織侵入性大腸菌,毒素原性大腸菌,Vero毒素産生性大腸菌(腸管出血性大腸菌)のPCR法を応用した診断法について概略紹介した.本法は,5時間で結果が得られる高感度,かつ簡便な方法であり利用価値が高い.ただし,下痢原性大腸菌では,その血清型など分離菌が持つ疫学的情報もまた非常に重要であるので,本法は,菌を分離した後その病原性を確認する手段として利用するのが最善であろう.〔臨床検査37(2):127-133,1993〕
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