今月の主題 PCRを用いた病原微生物の検出
技術解説
MRSA
小林 芳夫
1
,
木崎 昌弘
2
Yoshio KOBAYASHI
1
,
Masahiro KIZAKI
2
1慶應義塾大学病院中央臨床検査部
2慶應義塾大学医学部内科
キーワード:
mecA
,
PCR法
,
MRSA
,
PBP-2′MSSA
Keyword:
mecA
,
PCR法
,
MRSA
,
PBP-2′MSSA
pp.123-126
発行日 1993年2月15日
Published Date 1993/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901419
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PBP-2′産生能を有している,換言すればmecA遺伝子を所有しているS.aureusをMRSAと定義し,そうでないS.aureusをMSSAと定義する傾向にある現在では,PCR法によりmecA遺伝子を検出することがMRSAの検出に最も確実な方法と言える.しかし従来提唱されてきた方法もかなりMRSAの検出には優れた方法で,先人の努力をPCR法で再評価することも重要なことである.〔臨床検査37(2):123-126,1993〕
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