今月の主題 溶血性尿毒症症候群(HUS)
技術解説
腸管出血性大腸菌の同定法 1.Vero毒素の検出法
甲斐 明美
1
,
工藤 泰雄
2
Akemi KAI
1
,
Yasuo KUDOH
2
1東京都立衛生研究所微生物部
2東京都立衛生研究所
キーワード:
腸管出血性大腸菌
,
Vero毒素産生性大腸菌
,
Vero毒素検出法
,
培養細胞法
Keyword:
腸管出血性大腸菌
,
Vero毒素産生性大腸菌
,
Vero毒素検出法
,
培養細胞法
pp.1329-1333
発行日 1992年12月15日
Published Date 1992/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901361
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腸管出血性大腸菌あるいはVero毒素産生性大腸菌感染症の検査室診断の基本は,糞便から分離した大腸菌のVero毒素産生性を確認することにある.このVero毒素検出法としては,菌の産生する毒素そのものを検出する方法と,VT産生遺伝子の存在を確認する方法の2者があるが,本稿では,前者の中でも最も代表的な培養細胞法を中心に紹介した。これらの手法は,また糞便など臨床材料からの直接毒素検出にも応用しうる.〔臨床検査36(13):1329-1333,1992〕
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