今月の主題 骨・関節をめぐって
検査と疾患
Perthes病のMRI所見
大園 健二
1
,
李 勝博
2
Kenji OHZONO
1
,
Katsuhiro Lee
2
1国立大阪病院整形外科
2大阪大学医学部整形外科学教室
キーワード:
Perthes病
,
MRI
,
股関節
,
予後
Keyword:
Perthes病
,
MRI
,
股関節
,
予後
pp.1309-1313
発行日 1991年12月15日
Published Date 1991/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900909
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Perthes病に核磁気共鳴画像法(MRI)を行った結果,早期では壊死部は均一な低信号を呈し,病期が進むと低信号部は斑紋状となって観察された.修復が完了しても斑紋状低信号像は遷延したが,のちに完全に正常化した.MRIは修復の進行度を把握するうえで有効であるのみならず,早期例においてX線上壊死範囲が明瞭でない時期に壊死範囲の特定が可能であり早期予後判定,治療法の決定を可能とするうえできわめて重要な検査法である.
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