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資料
抗HTLV-I抗体測定キットNovaPathATL-EIA Bio・Radの使用経験
Evaluation of NovaPath ATL-EIA for the Detection of HTLV-I Antibody
上平 憲
1
,
中島 茂宏
1
,
深堀 由紀子
1
,
跡上 直
1
,
金村 真智子
2
,
太田 タキ子
2
Shimeru KAMIHIRA
1
,
Shigehiro NAKASHIMA
1
,
Yukiko FUKAHORI
1
,
Sunao ATOGAMI
1
,
Machiko KANAMURA
2
,
Takiko OHTA
2
1長崎大学医学部附属病院輸血部
2長崎県赤十字血液センター
1Blood Transfusion Service, Nagasaki University Hospital
2Nagasaki Red Cross Blood Center
キーワード:
抗HTLV-I抗体
,
ELISA法
,
IF法
,
HUT102 cell lysate
Keyword:
抗HTLV-I抗体
,
ELISA法
,
IF法
,
HUT102 cell lysate
pp.885-888
発行日 1991年8月15日
Published Date 1991/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900688
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ATL43例・HAM19例・IF法による抗体陽性検体(IF (+))57例・IF (-)検体221例について,新しいELISA測定系"NovaPath ATL-EIA"の有用性を検討した.
①IF法との一致率は,ATL・HAMで100%,その他の血清で97.8%であった.②IF (+)57例中2例が陰性となっが,ウエスタンブロット法などにては陰性と判定された.③IF (-)検体に対する偽陽性率は4/221,1.8%と低かった.④本測定キットは,凝集法やELISA法による従来の測定法にて偽陽性とされた検体と反応しなかった.
以上より,本測定キットは従来の測定キットと同等ないしそれ以上の精度を有すると考えられた.
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