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資料
合成ペプチドを固相化抗原として用いたEIA法による妊婦血清中抗HTLV-I抗体の検出
Detection of Anti-HTLV-I Antibody in the Sera of Pregnant Women by EIA Method Using Synthetic Peptide Antigens
安藤 良弥
1
,
谷川 拓男
1
,
江國 豊
1
,
垣本 和宏
1
,
一條 元彦
1
Yoshiya ANDO
1
,
Takuo TANIGAWA
1
,
Yutaka EKUNI
1
,
Kazuhiro KAKIMOTO
1
,
Motohiko ICHIJO
1
1奈良県立医科大学産婦人科
1Obstetrics and Genecology, Nara Medical University
キーワード:
成人T細胞白血病
,
抗HTLV-I抗体
,
妊婦
,
酵素抗体法
,
合成ペプチド
Keyword:
成人T細胞白血病
,
抗HTLV-I抗体
,
妊婦
,
酵素抗体法
,
合成ペプチド
pp.881-884
発行日 1991年8月15日
Published Date 1991/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900687
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ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV-I)の構成蛋白の部分合成ペプチドを固相化抗原とした酵素免疫測定法(SP-EIA)により,妊婦血清中の抗HTLV-I抗体の検出を行った.その結果,凝集(PA)法および蛍光抗体(IF)法いずれも陽性の91検体中89検体が陽性,PA法およびIF法いずれも陰性の91検体中90検体が陰性,またPA法陽性,IF法陰性の10検体では全例が陰性となり,IF法との一致率が高かった.IF法と一致しない検体も吸収試験により非特異反応ではないことが示され,本法は偽陽性,偽陰性が少なく,スクリーニング検査および確認試験に有用であろうと考えられた.
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