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資料
EIA法による抗ATLA抗体測定用キットE−0733の検討
田口 博國
1
,
北川 隆夫
1
,
藤下 雅敏
1
,
新谷 憲治
1
,
三好 勇夫
1
1高知医科大学・第3内科
pp.91-94
発行日 1985年1月15日
Published Date 1985/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912478
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
成人T細胞白血病(ATL)はいまだ確立した治療法が無く1),3〜6か月の経過で死亡するきわめて予後不良の疾病である.また,この疾患患者材料を用いて樹立された細胞株MT−2からは,多量のC型レトロウイルス(HTLV)が産生されていることが判明している2)が,いまだワクチンの開発には至っておらず,現在の時点で可能なことは,ただ,このウイルスの伝播を少しでも防ぐことしかない.HTLVの伝播経路として推定されているのは親から子,夫婦間3)および輸血4,5)の三つである.このうち親子,夫婦間の伝播の予防にはワクチンの開発を待つしかないが,輸血については,供血者のATL関連抗原(ATLA)に対する抗体のスクリーニングを行って,抗体陽性の血液の使用を制限すれば,確実にウイルスの伝播を防ぐことが可能である.われわれはこの目的のために,抗ATLA抗体の酵素免疫測定法(enzyme immuno assay;EIA)を開発した6)が,今回エーザイ株式会社によりそのキット化が達成されたので,多数の血清について従来の蛍光抗体法7)(IF)と比較し,検討を加えた.

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