今月の主題 臨床検査の新技術
検体検査
Hybridization Protection Assay
松岡 幸雄
1
Yukio MATSUOKA
1
1中外製薬(株)診断科学研究所臨床科学センター
キーワード:
hybridization protection assay
,
DNA診断
,
アクリジニウムエステル
,
ハイブリダイゼーション
,
結核菌同定
Keyword:
hybridization protection assay
,
DNA診断
,
アクリジニウムエステル
,
ハイブリダイゼーション
,
結核菌同定
pp.627-631
発行日 1991年6月15日
Published Date 1991/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900618
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近年のめざましい分子生物学の発展により検査室レベルでDNA診断が可能となってきた.HPA (hybridization protection assay)は臨床検査室で行える簡便・迅速なDNA診断法であり,化学発光物質であるアクリジニウムエステルをDNA標識物として用いている.HPAは,ハイブリダイゼーション,セレクション,検出という3つのステップから成り,未反応のプローブは加水分解して失活させる(セレクション)のでB/F分離を必要とせず,操作時間は1時間以内である.
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