今月の主題 結核
技術解説―抗酸菌検査法
核酸同定法―分離培養を用いる場合
草場 耕二
1
,
青木 洋介
2
,
只野 壽太郎
1
Kouji KUSABA
1
,
Yousuke AOKI
2
,
Jutarou TADANO
1
1佐賀医科大学附属病院検査部
2佐賀医科大学附属病院内科
キーワード:
抗酸菌
,
ハイブリダイゼーション
Keyword:
抗酸菌
,
ハイブリダイゼーション
pp.527-531
発行日 1999年5月15日
Published Date 1999/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904070
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現在,細菌同定法の一手段として遺伝子工学技術を用いた検査法が導入されてきた.微生物検査領域における遺伝子検査には,検査材料から直接行う方法と分離培養後のコロニーを使用して行う方法とに区別される.分離培養後のコロニーを使用した核酸同定法には,主にrRNA (リボソームRNA)をターゲットとしたアキュプローブ法と全DNAをターゲットとしたDDH法がある.ここでは,この2種類の遺伝子検査法について紹介する.
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