今月の主題 サイトカインと造血因子
技術解説
インターロイキン5(IL-5)
松本 良二
1
Ryoji MATSUMOTO
1
1熊本大学医学部内科学第一教室
キーワード:
インターロイキン5
,
IL-5
,
ELISA
Keyword:
インターロイキン5
,
IL-5
,
ELISA
pp.478-480
発行日 1991年5月15日
Published Date 1991/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900581
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われわれは,マウスおよびヒトにおいてインターロイキン5(IL-5)の測定を特異性と感度に優れたELISA法により行っている.IL-5はマウスにおいてB細胞分化増殖因子として分離精製されたが,IL-5トランスジェニックマウスを作ってみると,確かに血中IL-5濃度と免疫グロブリンの増加に相関をみた.特に,ヒトにおけるIL-5の測定は,IL-5のin vivoでの役割,疾患とのかかわりを知るうえで有用と思われ,今後,さまざまなアレルギー疾患などで測定を行う予定である.
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