今月の主題 可溶性膜糖蛋白
解説
IL-6受容体
石橋 敏幸
1
Toshiyuki ISHIBASHI
1
1福島県立医科大学第一内科
キーワード:
IL-6
,
gp130
,
可溶性IL-6受容体
Keyword:
IL-6
,
gp130
,
可溶性IL-6受容体
pp.897-902
発行日 1994年8月15日
Published Date 1994/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902060
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
IL-6受容体・シグナル伝達系は,IL-6の生物学的多様性と他のサイトカインとの重複性を理解するのに基本的な事項である.IL-6受容体システムはIL-6結合性受容体分子(α鎖)とシグナル伝達受容体分子(gp130,β鎖)から成り立ち,IL-11,LIF,OSM,CNTF受容体システムにおけるgp130の共有も明らかになってきた.本稿ではさらに可溶性IL-6受容体についても最近の知見を紹介したい.〔臨床検査38:897-902,1994〕
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.