今月の主題 リハビリテーション―臨床検査の役割
検査計画
慢性呼吸不全
白石 透
1
Toru SHIRAISHI
1
1JR東京総合病院呼吸器内科
キーワード:
睡眠時血液ガス分析
,
呼吸訓練
,
運動療法
,
在宅酸素療法
Keyword:
睡眠時血液ガス分析
,
呼吸訓練
,
運動療法
,
在宅酸素療法
pp.1635-1639
発行日 1990年11月15日
Published Date 1990/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900402
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慢性呼吸不全のリハビリテーションは呼吸器障害が存在する条件において得られる最高の呼吸機能を達成し,質の高い生活を維持する目的で行われるものである.主要な障害が呼吸機能障害であることから,リハビリテーションの目標設定,効果判定に呼吸機能検査が重要なことは言うまでもなく,呼吸機能障害の種類,リハビリテーションの内容に応じて項目を選択して施行されるべきであり,本稿ではその点について重点的に述べた.
慢性呼吸不全では,呼吸機能以外にも循環機能をはじめ多臓器障害の可能性もある.詳しくは触れなかったが,リハビリテーションの実施に際してはこれら全身障害に関する評価も忘れてはならない.
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