わだい
液体クロマトグラフィー手法による微量金属イオンの計測
四ツ柳 隆夫
1
,
金子 恵美子
1
,
星野 仁
1
Takao YOTSUYANAGI
1
,
Emiko KANEKO
1
,
Hitoshi HO-SHINO
1
1東北大学工学部分子化学工学科
キーワード:
HPLC
,
微量金属モニタリング
Keyword:
HPLC
,
微量金属モニタリング
pp.1587-1588
発行日 1990年10月30日
Published Date 1990/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900391
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一般的に分析法が備えるべき要件は,感度,選択性,および正確度・精度であるが,特に臨床検査の場面を想定すれば,ミクロ化能力,生体マトリックス対応性,簡易迅速性,非熟練性,低コスト性などを重要な要件として加えることができるであろう.微量金属イオンの定量法としては,原子スペクトル分析法(ICP原子発光法,原子吸光法)や中性子放射化分析法が想起されるであろうが,これらによってしても上述の要件の充足は容易ではない.
本小稿では血清アルミニウム(A1)の計測を例に,吸光/蛍光分析法と高速液体クロマトグラフィー(HPLC)との結合システム,プレカラム誘導体化一HPLCによる超微量金属イオンの分析法とその有用性について紹介する.
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